流れ星☆彡
鋭い視線
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「絢華、今日は優太くんと行かなくて良かったの?」


「うん、今日はおばあちゃんと行きたいんだ」



今日は待ちに待った高校の入学式。


きっと優太のことだから、朝外へ出たら待っていそうな気がしたから、昨夜おばあちゃんと行くことを伝えておいた。


そしたら『学校で待ってる』って言ってくれた。


今日は、おばあちゃんと行きたい気分だった。





あたしが生まれた時、おばあちゃんは55才だった。


その年から子育てって……


凄く大変だったに違いない。


赤ちゃんの頃は、夜中の授乳、毎日お風呂に入れて……


きっと歩けるようになるまでは、どこへ出かけるにも抱っこ。


歩けるようになったらなったで、きっと走り回るあたしを追い掛けて大変だったはず。


あたしが三才までは、おじいちゃんがいたけれど、それでも50才代での子育ては、体力的にキツかったに違いない。


そんなおばあちゃんはもう70才。


見た目も中身も凄く若くて、全然70才には見えないけれど、ちゃんと年齢は重ねてる。
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