幼なじみの恋
「…麻由。」
「…でもどーしたらいいか分かんない。思い出そうとしても思い出せないし…。私、最低だよね…」
「……麻由が、そーゆう風に言う気持ちは分かる。…でも、無理に思い出そうとしても思い出せないなら、無理矢理に思い出だそうとしなくてもいいじゃない。ゆっくり思い出せば…」
そう言って、抱きしめてくれる。
何だか自分では、忘れちゃいけないって、思い出せって、
心のどこかで、自分が言ってるの。
だからかな?
こんなにも泣きそうになるのは…