Secret・family
「問い詰めてなんかないよね。
翔也君。」
桜たちも、私が現れたことに
少しだけ動揺してた。
「はっ?全部聞いてたよ。
あんたたちの会話。
翔也のことが好きだからって
自分勝手しやがって
翔也の気持ち、考えたことあんのかよ。
好きな人の気持ちも
考えられねーのかよ。
何がやりたいわけ?」
「そこまで言うんなら、教えなさいよ、
美羽ちゃんと翔也の関係をさあ。」
「美羽、もういいよ。
本当のこと言お?」