Secret・family
「美羽おはよ~う!」
「おはよ~。」
今私の隣にいる子は、親友の愛依。
「今日で美羽ともお別れだね…。」
「何しょぼけた顔してんの。
クラスは違ってもうちらはずっと親友でしょ?」
「うん。
そういえば、翔也くんとはどうなったの?」
翔也っていうのは私の幼なじみ。
ちょっと最近気になっているんだ。
知ってるのは愛依だけ。
「まあ気になるけどさぁ……」
「大丈夫だよ。
翔也くんは学校ナンバーワンのイケメン。
そして美羽は学校ナンバーワンの美少女。
オッケーするに決まってるじゃん。」
正直困った。
だってそれ、告れって意味じゃん。