Secret・family
夏休みに入ったある日のことだった。
今日は、翔也の家に遊びに行った。
初めてだった。
翔也の家はお父さん・お母さん・
2才年下の妹の4人家族だった。
「いらっしゃ~い。」
お母さんたちは、
私を気持ちよく迎えてくれた。
「お邪魔しま~す。」
家の中は
クーラーが効いていて涼しかった。
翔也の部屋も、
きれいに整理されていた。
お菓子を食べたりしゃべったりしていると
急に翔也が言った。
「ねえ、やろうよ。」
何の事かすぐに分かった。
この時、後先考えないで、
私はすぐに返事をしてしまった。
「いいじゃん。やってみよう。」
と…。これが間違いだった。