Secret・family

4時間の授業が終わり、もう給食。

今日は本当に調子がいい。

給食のにおいをかんでも全然気持ち悪く

ならない。

そんなこと考えてる時だった。

「うわっ!」

直樹っていう男子が私に思いっきり

ぶつかってきた。

「わりぃ。大丈夫か?」

「うっ…。」

やばい、お腹に体当たりされた。

これを見てた愛依と翔也と悠大がすぐに

私のところに来た。

「美羽!大丈夫か?」

周りはどうして翔也たちがこんなに心配してるのか

不思議がっている。

本当にやばい。お腹が痛い。

「美羽、美羽。」

「おい、美羽。」

だんだん意識がなくなっていくのが

自分でもわかった。
< 99 / 237 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop