Secret・family
4時間の授業が終わり、もう給食。
今日は本当に調子がいい。
給食のにおいをかんでも全然気持ち悪く
ならない。
そんなこと考えてる時だった。
「うわっ!」
直樹っていう男子が私に思いっきり
ぶつかってきた。
「わりぃ。大丈夫か?」
「うっ…。」
やばい、お腹に体当たりされた。
これを見てた愛依と翔也と悠大がすぐに
私のところに来た。
「美羽!大丈夫か?」
周りはどうして翔也たちがこんなに心配してるのか
不思議がっている。
本当にやばい。お腹が痛い。
「美羽、美羽。」
「おい、美羽。」
だんだん意識がなくなっていくのが
自分でもわかった。