夜空にランプ
そんな絶対の人気を誇る玉城先輩と二人きりなんて、今までに経験もなく、緊張しないほうが無理な話だった。
カタカタと玉城先輩がキーボードを打つ音だけがしばらく続いた。
一方で私は参考になりそうな写真をなかなか選べずに、ぱらぱらぱらぱらとアルバムをひたすらめくるだけの作業になっていた。
(何ドキドキしてんだよー!てか玉城先輩のせいだよこれ!もー!)
冷静にアルバムを見ながらも、心の中では悲痛な叫び声をあげていた。
「よし。くまちゃん何か見つかった?」
一通りパソコンの作業を終えたらしい玉城先輩は私に声をかけた。