夜空にランプ

なんとなく、顔も合わさなくなり、そして口を交わすことも必然的になくなっていた。



クラスのみんなも、変に思ってるはず。



私達三人一緒にいることが当たり前だった。

ケンカだって、一度もなかった。





誰がこんなことを想像しただろう。




でも、遠ざけていたのは私のほうだ。


勝手に有紗を比べていた。

みんなに分け隔てなく接する姿が、いつも明るくて元気な姿が、本当は羨ましかっただけなんじゃないだろうか。



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