夜空にランプ
この騒ぎでクラス内だけでの解決は見込めないことは目に見えてわかり、もう誰も黙認できない重大な問題に発展することになった。
とりあえず、計画は大成功だ。
その後が大変だったけれど、想定内だったし、気持ちはすっきりしていた。
「てめーらって…はははははは!いや~すげーもの見たって感じ」
家に帰宅後、電話越しで塚田君が笑った。
「そんなに笑うこと?でも協力してくれて本当にありがとう」
「いえいえ。よくやったよ、頑張ったな。お疲れ様。謹慎中さ、気晴らしにでも店来いよ」
「うん。ありがとう。ところで、有紗いなかったよね、教室に」
「ああ。昼休みすぐに一人で教室出てった。どこ行ったんだろうな」