夜空にランプ






あれから、私と塚田君で定時制高校や通信高校を調べた。



最終的に私の両親や担任の教師にも相談し、編入出来そうな高校がいくつか絞られた。








春休みもあと数日となった中、お店へ着くと、晴れやかな顔をした彼がドーマーから覗かせた。


「こぐま!俺、決めた」



その一言で全てを悟った。


もう、彼を苦しめるものが無くなったことを。





お見舞いに向かう中で、彼は話してくれた。


最後の決断とこれからのことを。



< 455 / 489 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop