夜空にランプ
この間の文化祭の時もすれ違い様に、「邪魔」と冷酷な低い声で言われ、あからさまに肩をぶつけられたばかりだった。
怯える私はただ小さく謝ることしかできなかった。
このことは密かに悩んでいたことで、誰にも相談できずにいた。
有紗はそのグループの子達とも結構仲が良かったから。
芽衣子ももしかしたら、同じように嫌な思いをしてるんじゃなかと心配なのだ。
今まで聞くに聞けずにいたけれど、今日の放課後思い切って聞いてみることにした。