夜空にランプ

笑い声がまだ続く中、声の方を見ずに急いで店を出た。


他の人からも視線を注がれ、いたたまれない。



クマとは私のことだ。

陰で言われているのは気づいていた。

でもあんな風にあからさまに言われたのは初めてだ。





早足で歩いた。


一刻も早くあの場所を離れたかった。

バクバク心臓がうるさく鳴ると同時に、ひやりと血の気が下がっていくのがわかった。





嫌な予感が胸をざわつかせる。
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