夜空にランプ
きっと今の私の顔は、かなり青ざめているに違いなかった。
芽衣子もいたらどうだったのだろう…。
私が一人でいたから、だからからかわれたのだろうか。
いや、二人でいても、きっと同じだったかもしれない。
でもあの場に芽衣子がいなくて良かったと思った。
だって、私達が標的になるのは間違いないのだから。
もしいてくれたら、一人で背負うより、少しは気が楽だったかもしれないとも思ったりしたけど。
有紗はどうだろう。
こんな思いをしてることなんて、きっと知らない。
こんなこと言えるはずがない。