夜空にランプ
きっと雰囲気を損うことのないよう、あらゆるもので造り出しているんだろうか。
入る前から感じた不思議な気持ちは、なかなか消えそうになかった。
圧倒されてしまう。
しかし、この後そんな完璧なイメージも一気に覆ってしまった。
違う意味で。
知らないほうが、まだ良かったのかもしれない。
多分…。
アクセサリーをトレーに元に戻すと、随分長居していたことに気づき、急いで帰ることにした。
先ほどの店主さんに会釈をしてドアに向かった。