切端詩集 断片的な虚構
暗い光
『暗い光』
命という闇と光
貪って
吐き出して
欲望が君を
生かして
殺して
なんという背反
なんという矛盾
世界は両極の間で踊る魔法
フォースを使い果たした僕は
もう使い物にならない
燃え尽きたから横になろう
死ぬときに倒れないように
先に倒れておくんだ
闇と光が届かない場所では
命は暗い光ですら無い
2012.11.15