切端詩集 断片的な虚構
蜂と宇宙
『蜂と宇宙』
アンブローズの庭で暮らしてる僕達は
蜂の来襲に備えてる
朝早いのに血まみれの死体
風刺風刺風刺天気予報
足を組んでトーストに苺ジャム
慣れは良いね不快さをなし崩す
内側からこっそりと忍び寄る
ほんとに望んでるものは
すべてを叩き潰すんですが
まあ…止められはしないんだな
蜂よりも死体よりも
破壊力ならお望みのまま
ティーカップを手にしたまま
全宇宙を見せてあげようか?