切端詩集 断片的な虚構
グローリア
『グローリア』
グローリア!
グローリア!
いつも此処に祈りに来る君に
捧げようありったけの愛を
鳴り響く鐘の音も
日曜の讃美歌も
小さな声で語られる聖句も
全部君へのラブレターだと
わかってるかい?
こんなに近くにいる
いつも君を見てる
だからありったけの愛を
かりそめのクロスの上から
何度でも
何度でも
そう何度でも