切端詩集 断片的な虚構
懇願



『懇願』


もう終わらせてくれと懇願したことを
微かに覚えている
いまがどう幸せか
現実が戻ってきたのか
これが夢なのか
深く考えることも
いつのまにかなくなった

恐怖と笑いと快楽と世界の不思議
少しだけ気が狂ってる気もするよ
それも幻かもな
始まったものは終わる
永遠はただそこに在る









< 48 / 52 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop