切端詩集 断片的な虚構
五芒星



『五芒星』


君にこっそり付けたGPSが
正確な五芒星を地図に示した時
僕は自分のしたことに
こっそり後悔した

魔法使いなのか陰陽師なのか
それとも僕が仕込んだものを
すでに把握して笑っているのか
そのどれだとしても

すみませんごめんなさい
僕の戦慄が止まる気がしない
じゃあ、あの男はいったい?
僕の怒りはなんのため?
嫉妬が骨折して砕けた昼下がり
明日の部活は休んでいいかな








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