八重桜の木の下で
「ばっっっかじゃないの?!死ぬかもなんて言われて、怖くないの?!」

「そうか。なにげにびびってたのかもな。死ぬ→怖い→小崎。なるほど。」

「ヤバイ。このままだと小崎先生がキレる。」

「……ひとつだけハッキリして。おのれは死ぬのか生き返るのか。」

「生き返れるっぽいな。小崎が迎えに来たからギリギリセーフで。」

「ほーお……せーじ、たつやん、ちー坊。」

「はいっ?!」

「聞いたでしょ、心配しなくても仲野は生き返るって。……だから、みんな
を連れてもう帰ってくれるかな?先生たち、二人っきりで話がしたいの。」

「えー!ちゃんとみんなに会って来いよ。送り届けてやれよ。先生だろー」

「うちの教え子はしっかりしてるの。あんたと違って。お願いね!」

「了…解。行こうぜ!」

「俺、心配だわ……仲野先生が小崎先生に殺されないかどうか。」

「仲野先生!明日、学校来る?」

「もちろん。行く行く。」

「じゃあ、また明日!」

「おう。また明日な!」

「ごめんね、同窓会はまた仕切り直すから。」

「うんいいよ。またみんなで小学校へ遊びにいくから!じゃ、ばいばい!」
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