あたしが見た世界Ⅲ【完】






右斜め前の席の慧が窓の外を見ていた。




僕もつられて見る。




しんしんと雪が降っていた。




大きな牡丹雪。




窓が曇って、外の様子はハッキリと見えない。




だけど、外の世界は白で埋め尽くされていた。







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