あたしが見た世界Ⅲ【完】





「いーから、もう開けよーぜ」




「………う…」




「ここにいても不審者と間違われんの、俺イヤだから」




リュウ兄が近所のオバサンみたいな言い方で言った。




「あ、あぁ…」




リュウ兄に急かされてあたしはドアノブに手をかけた。






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