ただ、その一言が言えなくて。
今日は入学式――。
私、清水美奈は、本日より高校生になりました!
苦労して入った地元の一番校。
もともと大して頭も良くなかった私。
だけど、ここに頑張って入ったのは幼馴染みの悠美が居たからだった。
悠美とは小学校、いや、幼稚園の頃から一緒に過ごしてきた。
家も向かいで、今の私にはかけがえのない存在。
真新しい制服に身をつつみ、髪の毛だって普段より丁寧にブローした。
でも、なにか重く感じるのは…この黒髪…かなぁ。
キレイに内巻きにされた髪をいじりながら鏡の前でふと考えていた。
私、清水美奈は、本日より高校生になりました!
苦労して入った地元の一番校。
もともと大して頭も良くなかった私。
だけど、ここに頑張って入ったのは幼馴染みの悠美が居たからだった。
悠美とは小学校、いや、幼稚園の頃から一緒に過ごしてきた。
家も向かいで、今の私にはかけがえのない存在。
真新しい制服に身をつつみ、髪の毛だって普段より丁寧にブローした。
でも、なにか重く感じるのは…この黒髪…かなぁ。
キレイに内巻きにされた髪をいじりながら鏡の前でふと考えていた。