子猫になった私
私は、お姉さんと一緒に彼の帰りを待ちました。
お姉さんの膝の上で、撫でてくれる手のぬくもりを感じながら、静かに待ちます。
こうやって、彼を待っているお姉さんは幸せそうでした。

やがてお姉さんは料理を始めました。

おいしそうな匂いがしてきて、グラタンが出来上がりました。
お姉さんは、私に少しくれましたが、熱かったので時間をかけて食べました。


「拓也くん遅いな…。」
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