一歩


「優輝がいる、行こう!!」



そう言って私の腕をとってずかずかと歩く悠莉。

だけど、私には優輝って人が何なのか、さっぱりわかっていなかった。



悠莉が止まった時、男の香水の匂いが香って私は顔を上げた。



私の瞳に映ったのは綺麗な金――――…の髪をした男とその他数名の派手な男たちだった。




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