一歩

3歩




教室に戻る途中、悠莉が走って来て私の目の前で立ち止まった。


「大丈夫!?喧嘩したって、聞いて…」


息を切らしながら私の体をあちこちぽんぽんと叩く悠莉に心がぽかぽかした。




「大丈夫だよ。それより、お弁当食べよう?」

「…う、うん…」



悠莉はどこか腑に落ちないような顔をしていたけど、私は悠莉と一緒に教室まで戻って一緒にお弁当を食べた。



その後も悠莉に色々質問されたけど、心配させるのは悪いから適当にあしらっていた。







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