電車、恋。
先輩は不思議な顔(むしろボーッとした表情)で、あたしをみている。

…でも今はゆっくりしてる場合じゃないっ!

「先輩っ、湊坂です!3年生って、今日からテストですよね?!」

そう、あたしが言うと…。

「あっ!」と小さな声で呟いて、驚いた顔をしていた。


その瞬間、

―まもなく発車します―

とアナウンスが流れた。


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