恋桜

『分かりました。少しだけなら』

「ありがとう。じゃ、こっち来て。」

連れてこられたの校舎裏。
誰もいなくてシーンとしてる。

こんなところに連れてきて
一体何!?

「…あのさ、桐生さんって彼氏いてるの?」

『いてる。』

「そっか。ならいいや。」

そんなこと聞きたかっただけかよ!
こんなとこじゃなくてもよかったじゃん。

わざわざ暗闇に来なくたって…

私の正体知ってるのかと
ちょっとビクビクしちゃったよ…




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