恋桜
『そうですか。あの場所移動してもらえます?ちょっとお話ししたいことが…』
「奇遇。俺らも話があるんだよねー」
私達は誰も近寄らなさそうな倉庫に入った。
ここなら人目を気にせずに―――
暴れられる。
さて、もう遠慮はいらないよね。
『詐欺お兄さん。今さら私に何のよう?』
「ッ!テメー!覚えてんじゃねーか!」
『いま思い出した。』
「ふざけんな!」
シュッ
バシッ
向こうから殴りかかってくる。
私は軽く受け止めた。
「クッ…」