Distance
遥が目を覚ましたのはちょうど11時を過ぎたころ。
「ふわぁ~…おはよー…」
かなり安眠できたらしく寝起きの顔は結構爽やかだ。
「おはよ。ご飯できてるよ」
「え?!まじ?!やったー!!」
遥はベットから飛び起きて子供みたいにハシャぎながら食卓に座った。
「どーぞ」
「いっただきまーす!」
遥の前に置いたグラタンがすごい勢いでなくなっていく。
華奢なくせに、胃はブラックホールか?
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