Distance




「アンタってさぁ……」


「ん?」


あたしが肘をつきながら目の前のすさまじい食いっぷりを眺めながら呟いた言葉に、遥はスプーンの動きをとめずに目だけをこちらに向けた。





「犬っぽいよね」



その言葉にスプーンの動きがピタッと止まる。


「だって犬だもん」


にっこり笑う顔。

憎らしいほど可愛い笑顔。


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