Distance
third


遥は太陽の下を気持ちよさそうに歩く。
あたしはその隣で腕や顔に日焼け止めを塗りたくっている。

「きもちー!」

「あんまりハシャがないでよ。それに勝手に遠くにいったらリードで繋ぐからね」


近くの河原にはキャッチボールする親子やジョギングするおじさんなど、まさに絵に描いたような土曜の午後だった。


< 21 / 50 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop