君がいてもいなくても世界は変わりませんけど?



「…誰もいない?」


ドアを開けると中はひっそりと静まり返っていた



「ちょっと私車から荷物
とってくるから!」


「あ、うん!」



皐ちゃんがドアを閉めると更に室内は静まり返った


「…懐かしい……」


辺りを見渡すとそこは、昔
使ったままのセットだった



「…ねえ」


「?!」

後ろを振り向くとそこには
男の人が椅子に寝そべっていた


「えええええ、いつから
そこにいたんですか?!」


「…あんたが来る前からいたけど?」



全然気づかなかった…


じゃあ私の独り言とかも
全部聞かれちゃってた訳か…


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