本当の恋

「ただいまぁ〜」

アタシが言うとお姉ちゃんが来た。

「あっ、おかえりー!!」

お姉ちゃんは、右手に包丁を持ちながら玄関に来た。

どうやら料理中だったみたい。

「危ないよ、つかお母さんは??」

お姉ちゃんはさぁ〜??という風に首をかしげた。

「あっ、そうそう!!香鈴の友達??みたいな男の子がさっき来たわよ」

男の子…??

誰だろっ…。

「名前は??」

「たしか…山口祐樹くん…だったかしら??あっ、なんか電話を欲しがっていたからあとで電話しなさいよ」

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