ロマンチックに欠く女
「…浮気、だとしたら先輩は私との付き合いを止めますか?」
「そうだね。日向がその人の事を心から愛していて好きな箇所を俺が納得できるまで話して説得してくれたら考えるよ」
「すみません、叔父です」
「そんな嘘吐かない日向が俺は大好きだよ」
「雪の中に埋まってサヨウナラ」
「残念今は夏でしたー」
今はもう7月です。
するとそんな会話に何の楽しさを見出したのか愛しの日向の叔父さんが大声を上げて笑い出した。
「いやー日向にここまで縋りつける人も珍しいな」
…笑点に少しイラつきを覚えたのはきっと間違いじゃないと思います。
「オーストラリアへ逝けば良いのに」
あ、まだその話続いてたんだ日向ちゃん。
というよりそろそろデレを見せてくれても良いのになぁ…