俺の弟の彼女が超可愛い。
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「…兄ちゃんは複雑だ。」
「何が?」
ぶっきらぼうな相づちにも、俺はスーパーの袋を握り締めるだけに踏みとどまる。
いつでも…冷静に!
「兄貴ぃ」
「…何だね我が弟。」
「今日辛口カレー買ってたみたいだけど、夕飯に出したらぶっ殺す。」
「やだなぁ出す訳ないだろ」
………。
実はさ、俺もあんまり好きじゃないんだ。辛口カレー…。泣
何で…兄ちゃん…買ったのかな…。
俺はしみじみ下僕感を味わい、いつの間にか着いていた家の玄関を、鍵で開ける。
ただいまマイホ「あー今日はうぜえったらねえ。」
「………。」
「ンだよ。早くカレー作ってよ兄ちゃん。」