俺の弟の彼女が超可愛い。
菜月チャンの半暴走に半泣きしながらも、俺は悠斗に立つよう言って、玄関に誘導する。
しれっとしながら、悠斗の財布を俺のポケットから取り出した。悠斗は目を見張る。
「お前なんで俺の財布を!?」
「弟が財布置くとこなんざ、一緒に暮らしてりゃ分かるさ。勘だけで。」
「いや、え、ハア!?」
唖然とする悠斗。
見れば俺のとなりに菜月チャンが来ていて、不思議そうに俺らを見比べている。
俺は菜月チャンの肩を抱き、引き寄せた。悠斗がハッと我に返る。
「おま、」
「という事で三人分のジュース買ってきて?」
「っ!!」