☆Hikari☆
というよりも、沢渡先輩が隣にいないだけで…
退屈で……たくさん書かれた活字が眠気を誘う。
「あぁ…退屈だなぁ〜。やっぱり大好きな先輩がいないとつまんない!!」
私は、ぶつくさ文句を言いながら本を読むのをやめた。
そして……
何かを思い付いたように、窓際に椅子を持っていき外を眺めだした。
沢渡先輩に、初めて会った夏を思い出すなぁ〜
なんて物思いにふけっていると……
「ハァァ…。尾河さん、サボりですか??まったく……。」
と私の後ろから、聞き覚えのある。
大好きな声がした。