”オモテの愛” そして ”ウラの愛”
その日はサークルのメンバー数人と一緒の授業が終わり、夕食を食べて帰ることになった。
居酒屋でという話が、涼の家で飲もうという話になる。
きっかけを出したのは麻美子だった。
彼女とはサークルの中で唯一、体関係があった。
事がややこしくなるので、サークル内では麻美子だけにしている。
だが彼女には何人も他にいることは告げてあった。
だからだろうか。
探りをいれたいのか。
麻美子がいくらねだっても、今まで家に入れたことはなかった。
それは他の女も同じだった。