”オモテの愛” そして ”ウラの愛”

「おまえも相変わらずだな。
 まあ、驚くのも最もだけど。
 じいさんが行かせたがっているんだ」

「ふうん」

「それで結婚しようと思って」

「はあ?」


飛躍した内容に脳の回路が繋がらなくなる。

綺樹の反応に、おかしそうに笑った。


「年上なんだ。
 もう働いているんだけど、アメリカで働くことを夢としていて、それならタイミングとしていいかなと思って」
< 92 / 241 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop