大人の恋をしよう☆彡

「37度5分か。病院は行ったか?」


私は、首を横に振る。


「ミー、辛いかもしれないけど、服、着替えられるか?病院に行こう。」


「だ、大丈夫。もう少し寝てれば・・・・」


「ミー、いい加減にしろ。言うこと聞けないなら、一人暮らしはさせない。」


怒っているちーちゃんに反抗出来る訳もなく、


「はい。」


と返事をして、渋々、着替えて、リビングに向うと、ちーちゃんも誰かとの電話をちょうど、切った所だった。


「よし、行くか。その前に」


と言って、私の目の前に手を出してくる。

訳がわからなくて首をかしげると、


「合鍵。」


と言う。


「合鍵?」


また、首をかしげると、


「今日は、母さんに来てもらう。だから、鍵が無いと入れないだろう?」


「え、おばさん?いいよ、大丈夫。病院行っておとなしくしているし。」


「ミー、なら引越しの準備しろ。一人暮らしは終わりだ。」


「・・・・・・・」


何も言葉が出て来ない。

だって、ことあるごとに一人暮らしを否定してくるし。






< 104 / 106 >

この作品をシェア

pagetop