大人の恋をしよう☆彡
腕の力も全然緩めてくれないし、何より話をする、ちーちゃんの息が首元で感じて、なんだかゾクゾクする。
「ちーちゃん、くすぐったいよ。離して。」
耐え切れなくて、そう言ったのに、一向に離してはくれない。離してくれないばかりか、もっと力強く私を抱きしめてくる。
「ミー、まさか、彼氏が出来たとか言わないよな?」
「・・・・・・・・・・・・」
唐突な質問に一瞬、黙り込んでしまった。
「ミー、出来たのか?」
尚も聞いてくる、ちーちゃん。
「で、出来るわけないでしょう。大体、私のことなんて好きになってくれる人なんていないもん。」
そう、私なんかを本気で愛してくれる訳がない。
今まで、付き合ってほしいとか言われたことがないわけじゃない。
でも、それは、私の外見だけを見ていう言葉。
本当の私を知ったら、皆、私のことなんて好きになるわけがない。
それがよくわかっているから、お断りする。
「ミー」
さっきまでの声からいつもの甘い声で私を呼ぶ。
心がキュッと締め付けられるように痛む。