大人の恋をしよう☆彡
ちーちゃんの手が私の顎を掴むと、後ろに向かされる。
すごく近い距離にあるちーちゃんの顔に恥ずかしくて顔を背けたいけど、ちーちゃんの手ががっしりと私の顎を掴んでいて、動かない。
「俺は、好きだよ。・・・ミーのこと、大好きだ。」
こうやって、ちーちゃんはいつも私を甘やかす。
ちーちゃんの好きは、小さい頃のまま。
その好きは、like。決して、loveではない。
ちゃんと、わかっているはずなのに、ちーちゃんからもらう「好き」という言葉は私に魔法をかける。
一人じゃないって。
暖かい場所があるって。
小さい頃は、安心でした大好きだった言葉。
なのに、大人になるにつれ、だんだんと息苦しくなる。
どんなに好きでも私は、ちーちゃんのそばにいてはいけないのに。