大人の恋をしよう☆彡
「もう、ちーちゃん。だから、言ってるでしょ?
もう、小さい頃の私じゃないって。」
少しだけ力が緩んでいた、ちーちゃんの腕。すばやくちーちゃんから離れた。
「ちーちゃん、疲れたでしょう?お風呂、沸かす。」
「・・・ああ、そうしてもらおうかな。」
「うん。じゃあ、準備してくるから、荷物、部屋に運んじゃえば。」
「ミー。」
お風呂場に行こうとする私をちーちゃんが呼び止める。
「何?」
「夏前にこっちに帰ってくるから。」
「え??」
「本社勤務になるんだ。だから、また、ここで暮らす。」
ちーちゃんが帰ってくることがいやなわけじゃない。
ここは、ちーちゃんの家だし、顔を見れると、ホッとする。
でも、それと同時に苦しくなる。