大人の恋をしよう☆彡

マナちゃんの歳を2歳越えて18になった私。

マナちゃんが亡くなった16歳と同じ歳になったとき、ちーちゃんは、そんな私を見るのがつらいのか、1年間、留学をしていた。


マナちゃんと姉妹だけあって、少しだけ似ている私を見るのが辛いのかもしれない。

どうして、大好きなマナちゃんじゃなくて、私が生きているのか。

そう思っているのかもしれないと思うと、胸が張り裂けそうなほど、苦しかった。


でも、高校生の私には、どうすることも出来ない。

留学から帰ってきて、1年はここで一緒にくらしたけど、また、今度は、転勤という形でこの家を出て行く。



私がいると住みづらいのかも知れない。

そう思えば思うほど、ここでの生活が辛かった。


だから、小さい頃はあんな引っ付いていたちーちゃんに私から触れることが怖くて。

ちーちゃんがたまに日本に帰ってきたときも、私は極力、外に用事を作る。

家族で食事に行くというときは、毎回では避けているのを気づかれてしまうから、たまには一緒に行ったけど、家族水入らずで行ってもらったりした。



< 16 / 106 >

この作品をシェア

pagetop