大人の恋をしよう☆彡

「じゃあ、明日は出掛けるぞ。昼過ぎに出掛けるから準備しておいて。」


後悔したときにはもう遅くて、


「あら、二人でどこに行くの?」


と聞くおばさんに、


「ミーの大学入学祝い買う。」


「あら、いいじゃない。美々ちゃん、いっぱい買ってもらいなさい。」


なんて、笑っているけど、そんな問題じゃありません。


「ち、ちーちゃん?」


「うん?」


「いらないよ。」


「何が?」



聞く耳をもたない感じ?
でも、負けません。


「ちーちゃん、お祝いなんて必要ありません。」


「ミー、そうやって高校入学の時も拒否したよな?遠慮なんていらないんだぞ。

あの時は、まだ大学生だったけど、今は社会人なんだから」


「そうよそうよ。美々ちゃん、遠慮しないで買ってもらいなさい。」


「そうだぞ。美々ちゃん、遠慮なんてしないで。千隼に買えない物なら、おじさんが買ってやるから遠慮しないでいいなさい。」


おばさんばかりか、おじさんまで加勢してくるから、だんだんと何も言えなくなる。




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