大人の恋をしよう☆彡
その日、明け方まで続いたちーちゃんたちの宴会。
私が起きる少し前にみんな帰って行ったらしい。
おばさんに少しだけ、寝ると言っていたちーちゃんが目を覚ましたのは、
「ミー!!」
食事の準備をおばさんとキッチンでしていると、慌てた様子で入ってきたちーちゃん。
「おはよう。ちーちゃん。」
驚きながらも挨拶すると、
「ごめん。俺、寝すぎたみたいで・・・」
「そうね。こんな時間まで寝てるってどうなの?」
とおばさんが嫌味を言うけど、そんなこと聞いていないのか、私の近くまでくると、私の手を握る。
「本当にごめん。少しだけ仮眠取るつもりだっんだ。今から、出掛けるか?」
「ううん。ちーちゃん、もう、6時だよ。もう、夕食の準備も出来たから。
だから、ご飯を食べよう。おばさんの料理も久しぶりでしょ?」
「でもな、俺、明日にはまた、あっちに戻るから、今日しか・・・」
「ちーちゃん。ありがとう。気持ちだけいただいておく。そんな無理しないで。」
そう言って笑う私にちーちゃんは悲しそうな顔をする。