大人の恋をしよう☆彡
その夜、おじさんとおばさんと三人で食卓を囲んでいると、
「美々ちゃん。千隼に約束すっぽかされたんだって。」
「いえ、そんな。ちーちゃんも疲れているんだと思います。」
「美々ちゃんは、優しすぎなのよ。もっと、千隼に我が儘を言ってやらればいいのよ。」
少し怒った顔をしたおばさん。
「美々ちゃん、もし、何か欲しいものがあるなら、おじさんが買ってあげるよ。何かあるなら、いいなさい。遠慮しなで。」
ニコニコ顔のおじさん。
「そうよ。何も千隼じゃなくてもいいのよ。」
優しい顔のおばあさん。
今しかないと思った。
いつまでもウジウジしているわけにはいかない。
覚悟を決めなくちゃ。