大人の恋をしよう☆彡

その夜、おじさんとおばさんと三人で食卓を囲んでいると、



「美々ちゃん。千隼に約束すっぽかされたんだって。」



「いえ、そんな。ちーちゃんも疲れているんだと思います。」



「美々ちゃんは、優しすぎなのよ。もっと、千隼に我が儘を言ってやらればいいのよ。」



少し怒った顔をしたおばさん。



「美々ちゃん、もし、何か欲しいものがあるなら、おじさんが買ってあげるよ。何かあるなら、いいなさい。遠慮しなで。」



ニコニコ顔のおじさん。



「そうよ。何も千隼じゃなくてもいいのよ。」



優しい顔のおばあさん。




今しかないと思った。

いつまでもウジウジしているわけにはいかない。

覚悟を決めなくちゃ。





< 26 / 106 >

この作品をシェア

pagetop