大人の恋をしよう☆彡
「それってさあ、この環境に美々が慣れて来たってことでしょ?」
加奈子がニッコリ笑うのを見て、そうか、そういうことなのかと他人事みたいに思ってしまった。
「よし!じゃあ、もっと親睦を深めるために、行こうよ。遊園地。
招待券もらったんだ。ちょうど、4枚あるし。ね?」
三上先輩がキラキラスマイル全開でそんなことを言うもんだから、思わずコクリと頭を下げてしまった。
「よし!決定~。」
三上先輩の大声に少し驚いてしまったけど、皆の笑顔に私の頬も緩みっぱなし。
おじさんとおばさんに言った、前に進みたいという私の思い。
こうして少しずつでも、平凡に生きていく術を学べたらいい。
それからは、もう、ずっと、遊びに行く話ばかりで。
その皆のテンションにだんだんと付いて行けないくなった私は、休憩も兼ねて、一息つきたくて、トイレに立った。
トイレから出て席に戻ろうとしたとき、
「美々ちゃん?」
声をかけられた方に振り向くと、
「優人さん?」
ちーちゃんのお友達の緒方優人さんがいた。