大人の恋をしよう☆彡
「やっぱり、美々ちゃんか~。」
ダークブルーのスーツを着た優人さんは、いつも遊びに来ていたときの装いが違っていて、少しドキドキした。
「何?友達と?」
「あ、はい。優人さんもお友達とですか?」
「いや、俺は、会社の連中と。」
「そうですか。」
「美々ちゃんとこんな所で会えると思わなかったよ。元気?」
「はい。元気ですよ。優人さんもお元気そうですね。」
「ああ、まあね。美々ちゃん、大学生になったんだよね?」
「はい。」
「そうか~。あの小さかった美々ちゃんも大学生か~。」
感慨深気に言う優人さんに思わず笑ってしまった。
「なんか、親戚のおじさんみたいです。」
というと、少しムッとして、
「おいおい、それはないだろう。まだ、そんなに歳じゃないぞ。
それより、もう、時間も遅いよ。大丈夫?
もしあれなら、俺、送っていくよ。」
さすが、ちーちゃんのお友達です。
ちーちゃんみたいに私を心配する。